私がなぜ、このブログを始めたのか──。
それは、今まさに「会社をやめたい」「でも借金があってやめられない」と悩んでいる中小企業経営者の方に、再出発の道があることを伝えたかったからです。
大きな会社の体験談では救われなかった
世の中には、破産や再起に関するブログや情報は数多くあります。
ですが、私のように
- 社員10〜20人規模の小さな会社
- 長年家族で守ってきた事業
- できるだけ“迷惑をかけずに”辞めたいと願う経営者
に寄り添った情報は、当時あまり見つけられませんでした。
私は、会社をたたむことを決意したあの日、「どうにかして取引先・従業員・債権者・そして家族にかける迷惑を最小限にできないか」を、必死に探していたのです。
だからこそ、あの日の自分に向けて書いている
このブログは、「当時の私自身」に向けて書いているつもりです。
- 不安で夜も眠れない
- 検索しても重い情報しか出てこない
- 誰にも相談できず、一人で抱えてしまっている
そんな状況の中で、「これを読めば一歩踏み出せる」と思ってもらえる、道しるべになる記事を残したかったのです。
「破産」は、決して“人生の終わり”ではない
破産は法律で認められた正当な権利であり、決して後ろ向きな選択ではありません。
でも実際には、
- 「代々続いた会社を自分の代で終わらせることへの後ろめたさ」
- 「家族や親族、周囲の目線が気になる」
- 「“破産”という言葉そのものへの抵抗感」
こういった“感情的な壁”が、意思決定を難しくしています。
それはとてもセンシティブで、誰にでも起こり得ることだと思います。
誰かに自分の会社を破産させることはもちろん、破産というワードをネットで検索することですら、自分に対する違和感や嫌悪感を感じる人もいるのではないでしょうか。
ソフトランディングとしての「破産」という選択
破産を“逃げ”ではなく、「再出発の選択肢」として受け入れられる状態になれば、
逆に今の事業にも良い影響が出るかもしれません。
なぜなら、会社をソフトランディングさせる破産の仕方を持っている状態なら、逆に今の事業のデットラインが明確に見えてくることで数字的な不安は軽減し、現在の事業を冷静に見つめることができ、今やるべきことに集中することができると思うからです。
このブログが“道しるべ”になれたら
ここまで読んでくれてありがとうございます!
このブログが、今まさに破産を考えている中小零細企業の経営者、今後の見通しが立たないと考えている経営者の人に役に立てれば、これ以上無い喜びです。
あなたは、まだ終わっていません。
ここからが、「人生の次の章」の始まりです。
コメント